前回、カナダのコリンズ・ベイ刑務所の読書会の記事を書いたが
せっかくなので同じくカナダ繋がりのテーマで洋楽の話をしたい。
カナダのオンタリオ州キングストン出身が生んだロックン・ローラー
のブライアン・アダムスです。
第68回アカデミー賞歌曲賞、グラミー賞、母国カナダの最高栄誉
ジュノー賞は18回受賞の「殿堂入り」など等であるのだが、80年の
デビューから35年目、彼は今も、1年の1/3にあたる120日間はど
こかの国の舞台でギターを奏でるロッカーで(57歳で年寄り扱いは
ロックンローラーには厳禁ですよ!)在り続けている。
映画『三銃士』のテーマ曲で耳にした人も多いと思う。お気づきのと
おり、彼の甘いルックスは元より、歌声の「セクシー」さはリスナーを
数多く引きつけてきた。
2015年に発売された7年ぶりの新作アルバム『ゲット・アップ』からの
曲で『ブランド・ニュー・デイ』を紹介しましょう。
起きて 起きて 起きて 私の言うことを聞いて
目を覚まして 覚まして 覚まして
もっといい方法を見つけるの
起きて 起きて 起きて 真新しい一日がやってきたのよ
だから彼はどこかに行こうと東行きの貨物列車を止めた
普通、ソフトでセクシーな声質であるなら、ロックとしてあまり適合しない
と思えるかもしれないし、彼の曲は基本的に4/4拍子リズムでギターが
次々に刻んでいく古典的なアメリカ・ロックであるのだが、どうも「古臭い」
の一言では、片付けられない魅力を放っている。
まぁ聴いてのとおり、歌詞も「田舎臭い」カップルが悩む一幕である。
これは、才能、自己鍛錬、そして自信の為せる技(仕事達成の基本的要
素でもある)としか思えないし、逆に上記の演奏手法は今も新鮮さと即効
性を失わわず、リスナーにスリルさえ感じさせられるものということになる。
これが、ロックンロールということなのだろう。
彼は今も変わらず18歳の青春を生きるシンガー・ソングライターですね。
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